KOSHI'S VOICE
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がんばりましょう
クレヨンで書いた手紙

No. 2008年4月の出来事1

2007-2008シーズンを振り返って

          

成績一覧
ワールドカップ カルガリー大会		24位
ワールドカップ パークシティー大会	23位
ワールドカップ カルガリー大会		24位
ワールドカップ パークシティー大会	23位
ワールドカップ レイクプラシッド大会	24位
ワールドカップ トリノ大会1		  9位
ワールドカップ トリノ大会2		13位
ワールドカップ サンモリッツ大会	10位
ワールドカップ ケニックゼー大会	15位
ワールドカップ ウィンターベルグ大会	17位
ワールドカップ総合			18位
世界選手権大会			16位
全日本選手権大会			優勝
	
2月下旬にシーズンが終わり、随分時間が過ぎた。改めてシーズンを振り返り、
特に感じたことをまとめてみた。

その1:淡々と過ごす
 「負けている時は淡々と過ごす」 これは我々が指導を頂いているトレーナーの松本整氏著書『勝負に強い人がやっていること』の中に書かれている言葉であり、 負けが続いたり、思い通りにならない時には、投げやりになったり、大きく何かを変えようとせず、辛抱して流れが変わるのをじっと待つ。 そして、今まで通り淡々と日常をこなし、その中で、自分に足りなかったものを冷静に見つめ直し、弱点の補強を着々と進めて時期が来るのを待つ、 と述べられている。
 ワールドカップ前半戦で3回連続予選落ちした時は(20位以下は予選落ち)、弱気になることもあったがこの言葉の通り実行し、 「何故」速く走れないのか、「何故」上手く滑れないのか、「何故」タイムが伸びないのか等、幾つもの「何故」について必死に考え、弱点の補強を行った。 その結果、その後は一度も予選落ちをすることも無く、また、全日本選手権では自己ベストのスタートタイムを出し優勝することが出来た。 言葉では簡単に困難を克服したように言えるが、実際にはそう簡単ではなかったし、その時の心境は複雑であった。 しかし、時間がたった今考えると、意外に簡単なことだったのかもしれないと思う。
 その時は、不安や焦りからああでもない、こうでもないと考えてしまい遠回りをしてしまったが、 要は、日頃から行って来たトレーニングやソリ製作の原点に戻って、不調の時の様子をいろんな角度から確認すれば良かっただけだ。
日頃行っている取り組みの内容が、目標に対して正確でなければならない。その重要性を再認識した。


その2:協力を得る
 3回連続予選落ちし、復調していく過程において感じたことは、不調の原因を探すにしても、原因が解り弱点の補強をするにしても 自分ひとりの力には限界があるということだ。 特に、用具の修理をする時、スタートや滑走のフォームをチェックし、修正点を見つけ改善をする時、体調の管理をする時等は、 自分ひとりの能力や感覚だけに頼っていては迅速且つ的確な対応は出来ないし、ますます深みにはまることがある。 出来る限り分業化をし、それぞれの専門家に任せた方が迅速で的確な対応が出来る。そうすることで、選手は練習や競技により集中できる。
 私が復調する過程においても、それぞれの専門家の協力を得た。
 一言で専門家といってもレベルは様々である。目標が高ければ高いほど、それに伴った知識と技術を持った専門家に出会い、信頼を築き、 協力を得ることが必要不可欠だと思う。

 今シーズンも平凡な成績に終わったかもしれないが、2010年バンクーバーオリンピックを見据えて今シーズンの内容を考えた時、 先にも述べたことを含め、幾つも成果があった。特に、用具の完成度、スタート(片手押し)の完成度、滑走技術の完成度は、過去に増してレベルが上がったと判断している。
 今シーズンの成果がそのまま来シーズンも通用するとは決して思わない。今シーズン得られた成果の厚みを増すことと、これまでやってきたことの完成度をより高めること、 そして、チームの組織力を上げることが今後の課題となり、その成果を結果に表すこと、つまり国際大会において常に10位以内の成績を残すことが来シーズンの目標となる。 この課題がクリアーになったなら、2010年バンクーバーオリンピックでのメダルが見えて来るに違いない。
 

平成20年4月 越 和宏