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がんばりましょう
クレヨンで書いた手紙

No. 2008年1月の出来事

ワールドカップ第4戦、5戦

          

 昨年11月下旬に開幕したスケルトンワールドカップだが、前半戦は予選落ち(20位以下)が続き、心身共に辛い時期を過ごした。そして、12月23日、全日本選手権が長野で行われ、前半戦の不調の原因と考えられる課題を全て改善して臨んだ。その結果、予想以上の好タイムで優勝することができた。全ては想定内と言いたいところだが、実際には想定外の好結果であった。ただ、不調のときにも腐らず行ってきた反省、課題、成果の作業とその考え方は間違っていなかったと言える。
 新年を迎え、1月10日に日本を発ち、ワールドカップ後半戦の舞台となるヨーロッパに向かった。まずは、ワールドカップ第4戦(17日)、第5戦(18日)がトリノ・イタリアで行われた。トリノオリンピックから2年が過ぎたが、あのときの失敗は決して忘れることがない。
 第4戦(17日)、9位。第5戦(18日)、13位。
 前半戦は不調が続き、誰しもが「越は終わった」と思ったに違いない。その証拠に、前半戦はどの国も私の滑りをビデオに納めようとしなかった。(敵と思われない選手の滑りは、ビデオ撮りの対象とされない)しかし、今回は少し違っていた。公式練習からビデオカメラが向けられ、コーチ陣からひやかしの声が掛けられた。選手としては、一種のステイタスみたいなもので嬉しい限りだ。
 両大会とも前半戦の結果と比較すると好成績だが、完璧な滑りをして出した結果ではなく、「あのミスをしていなければ・・・・」と、悔しい思いがつのる。現在の男子スケルトンのレースでは、いつでも針の穴に正確に糸を通すことができるような技術を持っていなければ好成績を出すことはできない。小さなミスで、5つ順位を落とし、大きなミスで予選落ちする。スタートタイムで引けを取る私に、アドバンテージはない。
 大会は、残り4戦となった。常に、反省、課題、成果の作業を繰り返し、やるべきことを冷静に、そして、淡々と行い、今回の成績がまぐれではないことを証明したい。
 次は、ワールドカップ第6戦サンモリッツ・スイス大会(1月25日)である。

 

平成20年1月 越 和宏