KOSHI'S VOICE
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がんばりましょう
クレヨンで書いた手紙

No. 2007年3月の出来事

シーズンを終えて

          

  『努力を形にする』ということだけをひたすら考え、現役継続を表明してからのオフを過ごしてきた。10月中旬から2月下旬までのシーズン中、スタートタイムの向上という努力に対しては、確かに形にすることができた。ワールドカップ、世界選手権、全日本選手権と主要大会がある中、ワールドカップ第一戦カルガリー大会を除いては、全てのコースにおいてスタートタイムの自己ベストを記録した。クラブコング(京都)でのトレーニングの成果が、5年目にしてようやく花開き始めた証であった。「もう一年早く開花していたら」という声もあるが、これが越流なのかもしれない。自分では60%の完成度と評価している。まだ改善点は多く、それを確かに改善できるという自信がある。「オヤジの進化」は、まだまだ止まらないのである。
 しかし、スタートタイムが伸びているのにゴールタイム、そして、成績はほとんど昨年と変わりがなかった。ワールドカップ長野大会、トリノ大会での6位、全日本選手権優勝は、評価ができるが、その他の大会では20位前後が定位置であった。何が原因なのだろうか。答えの出ない自問自答が続いた。結局、何の根拠もない、言い訳に似た答えばかりが出るだけであった。シーズンが終わった今言えることは、進化しているスタートタイムと合わせて、滑走技術、用具、精神をも進化させ総合的に底上げをしなければならないということだ。
 それともう一つ、近年感じていることがある。それは、『運』という問題である。運が有るか無いか、もっと言うなれば、運を呼び込める力が有るか無いかが勝負には重要となる。果たして自分には、運が有るのだろうか。運をコントロールすることなど不可能だと思いがちだが、究極を極めるということは、そうした能力をも身につけることであろう。
 一つが良くなれば、また新たな課題がみつかる。いつまでたっても終わりのない話である。特に出来の悪い私には、時間と努力、そして、根性が必要とされる。
 人間、死ぬまで勉強、死ぬまで成長です。大きな喜びを得るためには、大きな代償を払わなくてはなりません。進化するオッサンを証明するために、今後もがんばります。

  この一年、好きなスケルトンに精神誠意取り組めたことを幸せに思います。ファンの皆様、スポンサー、知人、友人、家族、皆様のご協力に、心より感謝申し上げます。

 

平成19年3月 越 和宏